2018-07

ネームの描き方あれこれ - 2016.04.15 Fri

20160415ネーム120160415ネーム2


あこがれの漫画家・多田由美先生がブログにて、ネームを紙に描かない
「脳内ネーム」について書かれていて、たいへん興味深く拝見しました。
こちら

多田先生の漫画はいわゆる「起承転結めでたしめでたし」ではなく、
長い映画の1シーンを切り取ったような、
それでいてしっかりとした読み応えとまとまりがあって、
私はこういう種類の漫画を勝手に「大人の漫画」と呼んでいます。
杉浦日向子先生も、大人の漫画を描かれていました。

実は、私も独立した「ネーム」は描きません。
一度ネームとして絵を描いてしまうと、次に下絵に入るときはその絵を
描き写すことになり、絵の鮮度が落ちるように感じて、
ネームを描くのをやめました。
(何度も描くことで磨かれることもあると思うので、
ここらへんは、人によりますね。)

とはいえ、多田先生のように完璧に構図やコマ割を脳内では
決められないので、下絵用紙に「あたり」で絵とセリフを入れていきます。
このあたりが、そのままネームの役割をはたしていて、
商業漫画の場合は、これを編集さんに見てもらいます。

ここで一工夫。
あくまで「あたり」ですから、
その上から下絵を描く時にじゃまにならない線が必要です。
なので、はっきり読み取れないと困る台詞部分は、黒芯で書きますが、
絵の部分は青芯や緑芯で描いて、編集さんに送るときは色調補正して、
見やすいようにしています。
上の画像、左があたり(ネーム)で右が完成品。
あたりの上から下絵を描くので、人物の位置や構図は、
ほとんどそのままです。

多田先生の脳内ネームだと、どの時点で編集さんチェックが入るのだろう…。
「うーんちょっと〇〇が弱いんだよねー、読者は◇◇が読みたいんだから、
もっと□□な感じにして下さい」とか言われて、あれこれ弄り回すことなんて、
無さそう。

以前テレビで超大物漫画家さんが、
ネームは字だけで絵は入れない、
と語っているのを見たことがあります。
編集さんとの信頼関係がしっかりしているので、
絵を入れなくても大丈夫なんだとか。それもすごい。

私はまだまだ「このやり方が一番!」と胸を張れる域には達してませんが、
自分で自分のやり方を信じて作品を生み出すことも、
大事なんだな…と、多田先生のブログを読み感じたのでした。



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アユ・ヤマネ

Author:アユ・ヤマネ
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